8bitの奇跡
by Saito 2013年07月28日8bitサウンドと言えばいわゆるファミコンサウンドと言われるものですが、僕の世代ですとこの「ファミリーコンピューター」というものの登場とともに、この人生の大半を送ってきたと言っても過言ではないでしょう。個人的にですがこのファミリーコンピューター(略してファミコン)の最も秀逸なものがそのコントローラーのデザインと、やはりこのファミコンサウンドだと思います。当時の技術では8bitの音を同時発音数も少なく鳴らすのが精一杯だったのですが、不自由であるが故にやれる事を精一杯やろうという意気込みの様なものが伝わってきます。結果メロディがしっかりしていたり、その8bitサウンド自体が妙な愛くるしさを感じさせていたように思います。今でも確かにその当時のゲームの曲を憶えていたりしますね。不自由さから生まれたサウンドが今やひとつのジャンルになっていて、しかもどこから来たのかと言えばゲーム機という比較的新しいものから来ているという。しかし新しいと言っても今年でファミコン生誕30周年ですか…、色々と感慨深いものがありますね。
アレンジの効能1
by Saito 2013年07月21日原作のある作品
原作を知っていて映画を観たらがっかりした、なんて体験を皆さんもお持ちではないでしょうか?私も最近まさしくこれを久々に体験したのですが、なんでしょうあのがっかり感は…。ハードボイルド小説が原作のその作品、タイトルは伏せますが内容を知っているし、始めの期待感が高いというのもあったのでしょうが、途中から悲しさすら覚えたのは初めてかも知れません。観終わった時にあまり有名なタイトルではないので普段行くレンタル屋さんでは置いてなかった事、探しまわったあげくに少し遠いレンタル屋さんに一本だけ置いてあるのを知ったときの喜び、実際に足を運んでみたらその一本だけ置いてあるのが借りられていた事…、せっかく来たので帰りに気落ちしながら初めて行く店で大盛りラーメンを食べた事、それが多すぎたこと、数週間後に行ってやっと借りられた時の喜び、そして同じラーメン屋に入って普通盛りを頼んでもやっぱり多かったことやら様々なそこに至るまでの過程をただ思い出していました。
アレンジのセンス
いや難しいですね、この手の類いはいつもそう思います。ただ逆に後から原作を知ってどちらも良かった、もしくは原作よりも面白かったなんて作品も沢山あると思います。普段あまりこの監督がとかは意識する方ではないのですが、こういった原作のある映画を観た時は特にその監督の個性、とりわけアレンジのセンスが問われているように感じます。原作に忠実にやるのか、壊れるくらい自分の個性をぶち込むのか、ただその映画の尺に納める為にどこを大事にしてどこを切り捨てて行くかというのは、原作があるものの方がやはりその人それぞれのセンスが良く分かると思います。実際に自分がやれと言われれば怖い作業ですが、原作を知らなくてもその映画単体が面白いと思えるものがきっと最高なのでしょう。
…その2へ続きます。
休日の雰囲気
by Saito 2013年07月7日普段プライベートではあまり行く事も無いのですが、先日仕事先の関係で久しぶりに原宿の表参道という所を歩きました。いつ行っても必ず思うのですが、休日感がいつも半端ないですね。そこにいる人が皆、休日ということは絶対ないと思うのですが、人も街もいつでも休日の雰囲気を醸し出している気がします。一体何なんでしょう?ただ歩いているだけで、その雰囲気にあてられて自分もそんな気持ちになってきます。そんなに人ごみは好きな方ではないのですが、そういう雰囲気にあてられた時は妙に気持ちもリラックスしますね。ただ実際に休日の時には、表参道に限らずそういうところにはあまり出かけないという。何なんでしょう?これはいつまでたっても分からない不思議です。