映像と音

by Saito 2013年09月9日

例えば今ふいになにげなくテレビをつけてみても、映像の効果として音(または音楽)は切り離せない関係のものだと感じますが、いつからこうそれを意識し始めたのかとふと考えてみました。たぶん幼い頃アニメなどを観てもその登場人物やストーリーに夢中で、「この音がかっこいい!」なんて事は思っても無かったでしょうし、ましてやそれを誰かが色々と工夫をこらして作っているなどとは想像すらしてなかったように思います。これを意識するようになったきっかけはごくありふれたもので、小学生の時だったかその当時の友人がタイトルは忘れてしまいましたが何かの映画のサントラを持っていて「え?世の中にはそういうものがあるの?」と思ったのが始まりだったように思います。
今思えば馬鹿みたいな話ですが、逆を言えばそれと気付かせないほどその当時の映像と音が自然と体に入って来ていたということでしょうか。一度それに気が付いてみると、曲ではなくても例えば「ドラえもん」が道具を出す時の音や「天空の城ラピュタ」で飛空挺が飛んでいる音を「すごい!」と思った記憶があります。この世の中には存在しないイメージの音を表現して尚かつ自然に聴かせるというのは、今もそうですが驚きと凄さを感じさせられますね。
その発想力と工夫、言葉は間違っているかも知れませんがそういった大きくも小さくもない「発明」を延々と繰り返し、今現在のテレビや映画が出来ているという事。これは音だけに限った事ではありませんがそこには膨大な時間と、当たり前ですが人の手が掛けられているという事。真新しいものは出てきにくいと言われる昨今ではありますが、改めてそう思うと今現在もどこかでそういったものが産声を上げている様な気がします。

そしていよいよ私どもが催しているMovie Fes『Discovery Nippon』のエントリー受付が今月いっぱいで締め切りとなります。また新しい出会いを楽しみにしながら、皆様の奮ってのご参加お待ちしております!

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動画フェス http://www.moviefes.com/

アレンジの効能2

by Saito 2013年09月2日

音楽に置き換えてみると

アレンジの効能1からの続き…

小説やなにかが原作の映画とは違い、メロディだけを知っているという状態はなかなか無いですが、音楽で言えば作曲者が出してきたメロディにアレンジを加えて行くという作業が一番近い様に思います。音楽を聴く時に一曲という括りであまりメロディとアレンジを切り離して聴くということはないと思いますが、個人的にそういう風に切り離して初めて聴いた曲は(意図的ではないですが)ピンクレディーというデュオの「UFO」という曲でした。多分どこかで一度は耳にした事のある曲だと思いますが、あのメロディにあのアレンジというのは何気なくではなく改めて意識して聴くと、衝撃が走ったのを覚えています。イントロを聴いただけでもすぐにその曲を思い浮かべられるというのは、もしかしたら音楽で言う所のアレンジの一番の成功例なのかも知れないと、個人的に今も思います。

また一方で映画で言う所のリメイクは音楽で言う所のカヴァーと意味合い的には同じだと思いますね。こちらの方が昨今なじみが深いと思うのですが、そのカヴァーしたアーティストの個性がよく伺えると思います。原曲を知っていて、もしくはカヴァーでその曲を知るとまちまちだとは思いますが、大体そのどちらのアーティストの個性も両立しているものが多いようにも思いますね。リスペクトといいますか「原曲を大事にしていますよ」という気持ちが何かしら伝わってくるものが、良い作品たらしめている様な気もします。

音楽に拘らずアレンジひとつでこうも作品の善し悪しが変ってくるというのは、改めて怖い事でもありますしまたその大切さをしみじみと考えさせられますね。

オルゴールの響き

by Saito 2013年08月25日

季節のイメージとしては「冬」なのでしょうか?いつ聴いても音色が暖かさを含んでいるような気がします。今は普段あまり聴く事がないですが、その音を耳にした時は何とも言えない気持ちにいつもなりますね。初めて触れたのは手回しのタイプで自分の回す加減で曲のテンポが変るという、当時楽器を持っていない私はもしかしたら初めて演奏をしたような気になっていたかも知れません。いつだったかどこか外国のお城に大きなオルゴールが保管されていて、まるでレコードを替えるように凹凸のついた金属板を入れ替えると奏でる曲が変るというのを見た記憶があります。当たり前ですが曲は変れどいつもオルゴールの音。どこか不思議な気もしましたね。ただどの季節にも拘らず、日常で普通に聴いてみるのも良いとも思いましたね。

HURT RECORD / 著作権フリー音楽(BGM) Vol.13「orgel」13_orgel

新しい音楽の源泉

by Saito 2013年08月18日

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これは何かと申しますと、カリンバという楽器です。アジアン雑貨のお店に置いていたのを知り合いにプレゼントしてもらったのですが、実際にこの楽器に触れるという事はこれまでありませんでした。イメージとしてはアフリカとかがすぐに浮かんできます。とても綺麗な音がするのですが、ここで当たり前ですが楽器と音楽について少し考えさせられました。ピアノというオーケストラをアレンジする為の楽器があったから、クラッシックという音楽が出来たのでしょうか?はたまたエレキギターというものが出来たから、ロックは生まれたのでしょうか?楽器と音楽、どちらが先かという事は詳しく知る所ではないのですが、もしその楽器を発明した事が新しい音楽を創造させたのであれば楽器を発明するという事が新しい音楽を生み出す一番の近道のようにふと思いました。日常でも触れた事の無い楽器に触れる事は、その人の音楽の幅を広げてくれる様な気がしています。改めてなにか新しい楽器を習得してみようかなと言う気に、このカリンバがさせてくれましたね。

砂漠の町のレイルボーイズ

by Saito 2013年08月12日

IMG_0226とくお組 第21回公演
『砂漠の町のレイルボーイズ』

8月7日〜8月11日

座・高円寺

無事に公演終了致しました。