ぐるぐる

by Saito 2012年04月7日

魔法陣では無いです。これは、もう何年も前に書いたオリジナルの歌モノのタイトルです。最近は、音を作ることはあっても作詞をする機会はめっきり少なくなったのですが、作詞をする際(創作全般に言える事かもしれませんが)、よくテーマとモチーフが大切と言われたのを憶えています。

例えばこの曲、『ぐるぐる』という曲のテーマは「あなたへの愛」で、モチーフは「日常とその少し外の世界で起きている事」です。当時は、小難しい事を考えてみたな(笑)という思いでした。物語調で進めて行くのが好みで、この曲もそういう作りになっています。朝帰りをしている男が、家に帰るまでの間に見たモノ、ふと思い浮かべたりする事柄で物語は進んでいきます。駅へと向かう反対方向の人の流れを見て、あの人達がどこまで行くのか分からないけど、今日も世界は回っているんだな。ただ、僕は世界がどう回っていようとあなたと幸せでいられればそれで良いんだ。といった風に、シンプルなテーマをややこしいモチーフで表現しようとして試行錯誤した覚えがあります。

人生のテーマ・人生のモチーフ

ここまで書いてみてふと思ったのですが、人生のテーマという言葉を目にする事があります。テーマは人それぞれあると思いますが、モチーフは?と思った時に、それはその人自身なのだと気付かされます。とてもシンプルでわかりやすいモチーフですね。僕にも自分自身のテーマがありますが、果たしてこのモチーフで表現しきれるのかどうか、楽しみでもあり不安でもあり。ただ、なるべくシンプルに表現したいと思います。以下、なんとなく最後の大サビの歌詞を抜粋。

ぐるぐる回る この星は回る 今日もどっかで誰か殺し合ったり

ぐるぐる回る ただ星は回る 今日もどっかで誰か愛し合ったり

ぐるぐる回る この星は回る 今日もどっかで誰か許し合ったり

ぐるぐる回る ただ星は回る 今日もあなたと笑い合えりゃ良いな