カテゴリー "Invention / 発明"

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ある忘れ物の話

2014年10月13日

この間久々に携帯を家に忘れたまま一日を過ごすということがありました。家を出て電車に乗る間際くらいでしたか、「あれ?」と気が付いたのですがもう予定に間に合わないので取りに帰ることも出来ず、そのまま目的地に向かいました。ほぼ半日以上は携帯が手元に無いという状態を久々味わったのですが、「いやいや前は携帯なんて無かったんだから」と自分を励ましつつ、待ち合わせ場所に遅れるわけに行かないぞと恐怖と責任感が入り交じった様な気持ちを味わいましたね。やはりいつでも連絡がつけられるというのは非常に便利で、当たり前ですがそんなことにすら普段気が付きもしない。ありがたみと言いますかそういう物を散々味わわせられながらその日一日を乗り越え、帰りしな大事な連絡にすぐ折り返せてなかったらどうしようと思いつつ、「今日一日、携帯を忘れてる間に誰から連絡が入ってるだろうか?」と半ば楽しみになりながら帰宅して見てみると一件の着信もメールも無し。「ふーん、、」と訳の分からない相づちのようなものをついていました。本当にお前要るのか?と少し思いながら、今日も持って出かけます。

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映像と音

2013年09月9日

例えば今ふいになにげなくテレビをつけてみても、映像の効果として音(または音楽)は切り離せない関係のものだと感じますが、いつからこうそれを意識し始めたのかとふと考えてみました。たぶん幼い頃アニメなどを観てもその登場人物やストーリーに夢中で、「この音がかっこいい!」なんて事は思っても無かったでしょうし、ましてやそれを誰かが色々と工夫をこらして作っているなどとは想像すらしてなかったように思います。これを意識するようになったきっかけはごくありふれたもので、小学生の時だったかその当時の友人がタイトルは忘れてしまいましたが何かの映画のサントラを持っていて「え?世の中にはそういうものがあるの?」と思ったのが始まりだったように思います。
今思えば馬鹿みたいな話ですが、逆を言えばそれと気付かせないほどその当時の映像と音が自然と体に入って来ていたということでしょうか。一度それに気が付いてみると、曲ではなくても例えば「ドラえもん」が道具を出す時の音や「天空の城ラピュタ」で飛空挺が飛んでいる音を「すごい!」と思った記憶があります。この世の中には存在しないイメージの音を表現して尚かつ自然に聴かせるというのは、今もそうですが驚きと凄さを感じさせられますね。
その発想力と工夫、言葉は間違っているかも知れませんがそういった大きくも小さくもない「発明」を延々と繰り返し、今現在のテレビや映画が出来ているという事。これは音だけに限った事ではありませんがそこには膨大な時間と、当たり前ですが人の手が掛けられているという事。真新しいものは出てきにくいと言われる昨今ではありますが、改めてそう思うと今現在もどこかでそういったものが産声を上げている様な気がします。

そしていよいよ私どもが催しているMovie Fes『Discovery Nippon』のエントリー受付が今月いっぱいで締め切りとなります。また新しい出会いを楽しみにしながら、皆様の奮ってのご参加お待ちしております!

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動画フェス http://www.moviefes.com/

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新しい音楽の源泉

2013年08月18日

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これは何かと申しますと、カリンバという楽器です。アジアン雑貨のお店に置いていたのを知り合いにプレゼントしてもらったのですが、実際にこの楽器に触れるという事はこれまでありませんでした。イメージとしてはアフリカとかがすぐに浮かんできます。とても綺麗な音がするのですが、ここで当たり前ですが楽器と音楽について少し考えさせられました。ピアノというオーケストラをアレンジする為の楽器があったから、クラッシックという音楽が出来たのでしょうか?はたまたエレキギターというものが出来たから、ロックは生まれたのでしょうか?楽器と音楽、どちらが先かという事は詳しく知る所ではないのですが、もしその楽器を発明した事が新しい音楽を創造させたのであれば楽器を発明するという事が新しい音楽を生み出す一番の近道のようにふと思いました。日常でも触れた事の無い楽器に触れる事は、その人の音楽の幅を広げてくれる様な気がしています。改めてなにか新しい楽器を習得してみようかなと言う気に、このカリンバがさせてくれましたね。

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エジソンから始まったこと

2012年06月3日

発明王との出会い

まだ子どもだった頃、トーマス・アルバ・エジソンの伝記を読んだことを今でもよく憶えています。たまたま家にあったのか、その頃はまだ発明ってすごいなということではなく、ただ読み物として面白かったから何度も読み返した記憶があります。子供の頃は変わり者で劣等生だったアル(エジソンの幼少期の通称)、後に発明王と呼ばれる彼はそのひらめきも然ることながら、何度の失敗にも屈することの無い不屈の精神を持っていたそうです。

発明とその恩恵

発明とは、数えきれない実験とその失敗の上に成り立っていて、その上澄みだけが普段の生活に潤いを与えてくれていたり、夢を与えてくれていたりします。普段気にも留めずにある身の回りの物も、よくよく見てみると「これを考えだすのはすごいことだな」と改めて思ってみたりします。例えば、今インスタントコーヒーを飲みながら書いていますが、これを考えだしたのもすごいことですね。

発明と創作と

改めて考えてみると、発明も創作も同じようなことなのだと感じます。数えきれない失敗のその上澄みだけが人の目や手に触れる。そして、普段は気にも留めないくらいその人の生活に溶け込んでいるもの。見回してみると沢山ありますね。自分の身の回りにある物だけでも、そういう物が何か創作のヒントをくれているようで、これからも常々気に留めていこうかと思います。先人の偉業・意匠に感謝をしながら。

エジソンのように画期的ではなくても、そういう物を生み出していければと思います。

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